http通信のサンプルを動かす

このページでは、HTTP通信を行うサンプルプログラムを動かしてみます。

1. サンプルプログラムを呼び出す

「ファイル」メニューの「スケッチ例」-「AK-030」-「LTE」-「http_example」を選択すると、サンプルプロラムのウィンドウが開きます。

2. SIMを選択する

ソースコードの4行目、5行目で、お使いのSIM会社に合わせてコメントを設定・解除してください。

#include "AK-030.h"
#include "Arduino.h"

#define SORACOM    // Soracomを使う場合は、このままにします
//#define IIJ      // IIJmioを使う場合は、行頭の//を削除して、上の行を//でコメントアウトします

#ifdef SORACOM
#define APN     "soracom.io"
#define USER    "sora"
#define PASSWD  "sora"
#define PPPAUTH "PAP"
#endif

#ifdef IIJ
#define APN     "iijmio.jp"
#define USER    "mio@iij"
#define PASSWD  "iij"
#define PPPAUTH "PAP"
#endif

3. プログラムを書き込む

「スケッチ」メニューの「マイコンボードに書き込む」を選択して、プログラムをAK-030に書き込みます。

4. シリアルモニタを開く

書き込みが完了したら、「ツール」メニューの「シリアルモニタ」を選択して、ウィンドウを開きます。

「シリアルモニタ」の画面には、プログラムのデバッグログが表示されます。

今回のサンプルでは、1分おきに http://example.com/ にアクセスし、受信したデータをモニタ画面に出力しています。

モニタ画面が文字化けする場合は、ウィンドウ右下の通信速度の設定が「115200bps」になっていることを確認してください

初めてAK-030を使い場合、あるいは前回動かした場所とは異なる場所でプログラムを起動した場合、LTE-M通信モジュールの基地局のサーチに時間がかかるために、LTE網の接続に失敗する場合があります。cannot connect LTE networkとログに表示された場合、数分間そのままにしておいて、接続できるまで待ってみてください。

10分以上、cannot connect LTE networkと表示されて接続に失敗する場合は、SIMカードの設定をまず確認してください。またLTE網の受信範囲であるかどうかを確認するために、次ページの「LTE網の電波の強さを確認する」を試してみてください。